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ナノ親水タイルとは?きれいな外装壁を保つ仕組みとおすすめ商品をご紹介

外装壁は建物の印象を左右する要素ですが、雨や風、排気ガスなどにさらされることで汚れやすく、美観を保つには定期的な清掃が欠かせません。メンテナンスの手間や費用は、オーナーや利用者にとって大きな課題となります。

こうした問題を解決する建材のひとつに、LIXILの「ナノ親水タイル」があります。ナノ親水タイルは、外装壁を長期間美しく維持するために開発されたLIXIL独自の建材であり、建物の資産価値を高める要素にもなります。

この記事では、外装壁にタイルを張るメリットをはじめ、親水性の高いナノ親水タイルが汚れにくい仕組み、さらにはおすすめのナノ親水タイルをご紹介します。

目次[非表示]

  1. 1.外装壁にタイルを張ろう|期待できる2つのメリット
    1. 1.1.外装壁を魅力的に演出できる
    2. 1.2.美観を長く保てる
  2. 2.きれいな外壁を持続!「ナノ親水」のタイルとは
    1. 2.1.親水性による汚れにくさのメカニズム
    2. 2.2.ナノ親水タイルが効果を発揮する汚れ
  3. 3.おすすめを3つご紹介|LIXILのナノ親水タイル
    1. 3.1.和琴(わごん)
    2. 3.2.セラヴィオグラン A
    3. 3.3.サイモン
  4. 4.まとめ

外装壁にタイルを張ろう|期待できる2つのメリット

建物の外装壁にタイルを張ることで、デザイン性と機能性の両面でメリットが期待できます。

外装壁を魅力的に演出できる

タイルはカラーバリエーションや質感が豊富で、建物のデザインに合わせて自由に選べます。釉薬の有無や種類、焼き方によってさまざまな表情をつくり出すことができ、建物の個性を引き立てることが可能です。

また、立体感や光沢のある面状のタイルは、光の当たり方や見る角度によって陰影が生まれ、建物の表情に奥行きを与えます。石材風や木目調など、自然素材を再現した意匠も可能であり、住宅から商業施設まで幅広い建築に対応可能です。

美観を長く保てる

タイルは、紫外線や雨風による劣化・色あせが起きにくい建材です。また、吸水率が低く、汚れが内部に染み込みにくいという特性もあります。

こうした点から、タイルは経年による劣化や汚れが目立ちにくく、建物の美観を長く保つことができます。再施工や補修の必要性が低いため、メンテナンス費用も抑えられます。

きれいな外壁を持続!「ナノ親水」のタイルとは

外装壁にタイルを張る場合、「ナノ親水の基準をクリアしたタイル」が選択肢のひとつとなります。ナノ親水は、外装壁の汚れにくさを示すLIXIL独自の基準です。ここではその原理や効果について解説します。

ナノ親水とは

ナノ親水は、LIXIL独自の防汚性能測定検査による汚れにくさを示す基準です。疑似の汚れ物質を外壁材にふりかけて散水し、その前後で汚れの付着が目立ちにくいかを確認します。そこで汚れにくいと判断されたものが「ナノ親水タイル」です。


ナノ親水は、生物の構造や機能、行動などを模倣したり、そこから着想を得たりして新しい技術や製品の開発に生かす「バイオミメティクス(生物模範)」により誕生しました。具体的には「いつも表面が濡れているカタツムリの殻は、水が汚れを弾くため常にきれいに保たれている」という現象からヒントを得ています。

親水性による汚れにくさのメカニズム

「カタツムリの殻のように、空気中の水分や雨によって汚れが落ちると同時に、汚れにくさを保てる」、このメカニズムがナノ親水タイルの強みです。

ナノ親水タイルは、その表面に水となじみやすい超親水性を持っています。空気中の水分子を吸着することで、タイルの表面が“常に水膜が形成されたような状態”となるのです。これにより、タイルに付着した汚れが浮き、雨が降るたびに洗い流されます。雨が降らない時期でも、水をかけるだけで汚れを落とすことが可能です。

ナノ親水タイルが効果を発揮する汚れ

ナノ親水タイルは、特にほこりや泥、土、排気ガスなどの汚れに効果を発揮します。雨が降るたびにこれらの汚れを洗い流し、外装壁の美観を長く保ちます。

▼ナノ親水タイルが効果を発揮する汚れ

効果

汚れの種類

あり

  • 排気ガス
  • ばい煙(カーボン、スス)
  • ほこり
  • 土汚れ

小さい

  • 高濃度・高粘度な油分を含んだ汚れ
  • 種類を問わず多量に供給される汚れ

※ナノ親水タイルでも、汚れの種類を問わず多量に供給される部位・環境下では汚れを生じる場合があります。特に汚れを含んだ水が集中して流れる部分においては、降雨のたびに汚れが供給されるため、汚れが生じる場合があります。

おすすめを3つご紹介|LIXILのナノ親水タイル

LIXILでは、ナノ親水の基準をクリアしたタイルを多数取り扱っています。そのなかでも特におすすめの3つの商品をご紹介します。

和琴(わごん)

和琴(わごん)_01

和琴(わごん)』は落ち着いた和の趣を持つシリーズです。自然なばらつきと豊かな色彩、ラフな質感、スクラッチ面状が外観に重厚感と繊細な華やかさをもたらします。ナノ親水による防汚性能を兼ね備えているため、お手入れも容易です。

セラヴィオグラン A

セラヴィオグラン A』は、細やかなリブ面状が特長のタイルです。3種類の面状デザインが、洗練された統一感を空間にもたらします。住宅から商業施設まで幅広く利用でき、高級感を演出しながら美観を長期間維持することが可能です。

サイモン

サイモン』は、砂紋を模したやさしい表情と、キラキラとした砂の質感が特長のタイルです。重厚感のあるデザインが、建物の顔となるエントランスや外壁に風格をもたらします。ナノ親水タイルならではの汚れにくさも魅力です。

まとめ

この記事では、ナノ親水タイルについて以下の内容を解説しました。

  • 外装壁にタイルを張る主なメリットは「外装壁を魅力的に演出できる」「美観を長く保てる」の2点
  • ナノ親水は、LIXIL独自の防汚性能測定検査による汚れにくさを示す基準
  • 空気中の水分や雨によってタイルの表面に水膜ができることで、タイルに付着した汚れが浮き、雨が降るたびに洗い流される仕組みになっている
  • ナノ親水タイルは、排気ガスやばい煙(カーボン、スス)、ほこり、泥、土汚れに特に効果を発揮する

タイルは、優れたデザイン性や耐久性、メンテナンス性を持つ建材です。外装壁にタイルを施工することで、美観と耐久性を両立できます。さらに、LIXILのナノ親水タイルを活用すれば、汚れにくくお手入れしやすい外装を実現できます。

設計やデザインの現場で外装材を選ぶ際は、ぜひナノ親水タイルの使用を検討してみてください。

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