
タイルのサイズについて知ろう!代表的なサイズの特徴と近年のトレンド紹介
建築材料として様々なサイズのタイルが販売されてるため、どのサイズのタイルを使用するか悩むことは珍しくありません。適切なサイズを使用するためには、「一般的にどのサイズが使用されているのか」「近年トレンドのサイズはどれか」などを知っておく必要があります。
この記事ではタイルのサイズに焦点を当て、代表的なサイズとともに、施工部位別によく使用されるサイズ・トレンドのサイズをご紹介します。
目次[非表示]
- 1.タイルの代表的なサイズ
- 2.タイルの施工部位別に解説!よく使われるサイズとトレンドのサイズ
- 2.1.内外装壁
- 2.1.1.内外装壁におすすめのタイル
- 2.2.内外装床
- 3.内外装床におすすめのタイル
- 4.タイルのサイズで完成時の印象が変わる
- 5.まとめ
タイルの代表的なサイズ
タイルのサイズと一言でいっても、そのバリエーションはとても豊富です。なかでも代表的なサイズには、「300mm角」「50mm二丁」「二丁掛」の3つが挙げられます。
300mm角
300mm角は、実寸法が「295mm×295mm」のタイルです。目地(※)を含めた目地共寸法が「300mm×300mm」であることから、300mm角と呼ばれています。
タイルのサイズは基本的に目地共寸法で表記されるため、実際のサイズはそれよりも小さくなります。
サイズ表記 |
実寸法(mm) |
目地共寸法(mm) |
100mm角 |
95×95 |
100×100 |
300mm角 |
295×295 |
300×300 |
450mm角 |
445×445 |
450×450 |
300mm角タイルは、主に内外装床タイルとして使われます。1種類のみを張り付けることもあれば、ほかのサイズのタイルと組み合わせて使われることもあります。
※目地とは、タイルを張り付けるときに設ける“タイル同士の隙間”のこと。
50mm二丁
50mm二丁は、実寸法が「95mm×45mm」、目地共寸法が「100mm×50mm」のタイルです。50mm角タイル2枚分の大きさであることから「50mm二丁タイル」と呼ばれています。
50mm二丁は、50mm角タイルと同じく外装壁タイルとして使われることが多く、なかでもマンションの外装壁で定番のサイズとなっています。
二丁掛
二丁掛は、主に外装壁タイルとして使われる、実寸法が「227mm×60mm」のタイルです。このサイズの由来には、タイルの起源が関係しています。
世界でタイルが登場する前は、紀元前7000年ごろから住居を造る際に「日干しれんが」が使われていました。その後、日干しれんがを焼いて耐久性を高めた「焼成れんが」、一部の面に色釉を掛けた「施釉れんが」が登場します。そして、9世紀ごろに施釉れんがは、れんが造りの建物の表面に張り付ける薄い陶板、すなわち「タイル」へと変化しました。つまり、タイルはれんがを基にした建材ということです。
こうした背景から、二丁掛のサイズは、れんがの長手面と合致するサイズとなっています。
タイルの施工部位別に解説!よく使われるサイズとトレンドのサイズ
ここからは、タイルの施工部位別によく使われるサイズとトレンドのサイズをご紹介します。
内外装壁
内外装壁には、主に「50mm二丁」「二丁掛」「小型モザイクタイル(主に25mm角)」が使われます。
タイルの種類 |
実寸法(mm) |
目地共寸法(mm) |
50mm二丁 |
95×45 |
100×50 |
二丁掛 |
227×60 |
ー |
小型モザイクタイル |
22.5×22.5 |
25×25 |
内外装壁タイルでは、長方形で細長いスタイルの「ボーダータイル」の使用がトレンドです。
例として「239mm×30mm」「235mm×25mm」「98mm×12.5mm」などさまざまなサイズがあり、短辺のサイズが小さいことで、より長辺方向へ空間を広く見せる仕上がりとなります。
このほか、内外装壁には以下のサイズのタイルが使われることもあります。
- モザイクタイル(例:50mm角[実寸法:45mm×45mm])
- 矩形タイル(例:400×200mm角[実寸法:397mm×197mm])
- 大形タイル(例:600mm角[実寸法:595mm×595mm])
内外装壁におすすめのタイル
内外装壁におすすめのLIXILのタイルには、例えば『インテリアモザイク ルンゴ』があります。光沢感の異なるタイルを織り交ぜたシリーズで、シンプルながら華やかな空間を演出できるのが特徴です。
『火色音(ひいろね) 釉もの』は、焼きものならではの伝統的な釉薬の美しさが際立つ外装壁タイルです。4種の釉薬タイプが、格調高い壁面を演出します。
内外装床
内外装床には、主に「300mm角」「600mm角」「600×300mm角」「1200×600mm角」のタイルが使われます。
タイルの種類 |
実寸法(mm) |
目地共寸法(mm) |
300mm角 |
295×295 |
300×300 |
600mm角 |
595×595 |
600×600 |
600×300mm角 |
595×295 |
600×300 |
1200×600mm角 |
1195×595 |
1200×600 |
床のタイルでは、一般的なサイズよりも大きい「大形タイル」の使用がトレンドです。例えば、戸建て住宅や集合住宅の玄関床では、これまでは300mm角のタイルがよく使われていましたが、近年は600×300mm角や600mm角などの大形タイルが使われることが多くなっています。
このほか、内外装床には以下のサイズのタイルが使われることもあります。
- 150mm角(実寸法:145mm×145mm)
- 400mm角(実寸法:395mm×395mm)
- 800×200mm角(実寸法:795mm×195mm)
- 六角形
内外装床におすすめのタイル
床におすすめのLIXILのタイルには、例えば『ヴィコレ ヴァルストリーム(外床タイプ・内床タイプ)』があります。スイスで採掘されるヴァルスストーンをモチーフにした内外床タイルで、大きな流れ模様が力強い動きを生み出し、空間を重厚かつ華やかに演出します。
『メタルスタッコⅡ』は、屋内の壁と床をシームレスにつなぐコーディネートができるシリーズです。コンクリート調にメタリックな光沢をプラスしたデザインが、上質な空間づくりを可能にします。
タイルのサイズで完成時の印象が変わる
タイルのサイズは、その空間の印象を左右する要素のひとつです。
例えば、大形形状タイルは視覚的な広がりを生み出し、開放感のある空間を演出します。
また、石柄の大形形状のタイルの場合、施工する壁面・床面の目地本数を少なくすることができ、石柄の小形形状のタイルに比べてより本物の石に近い印象を与えやすい点も魅力です。
一方で、小形形状のタイルは、狭いスペースでも使いやすく、部分的にタイルをはることで空間にアクセントをもたらすことができます。また、幾何学模様やグラデーションなど、様々なパターンやデザインを表現しやすいというのも魅力です。
このように、タイルのサイズは空間の印象に影響するため、「どのような空間にしたいか」も踏まえて選択することが重要です。
まとめ
この記事では、タイルのサイズについて以下の内容を解説しました。
- 代表的なサイズは「300mm角」「45mm二丁」「二丁掛」
- 内外装壁には「50mm二丁」「二丁掛」「小型モザイクタイル(主に25mm角)」がよく使われる
- 内外装床には、主に「300mm角」「600mm角」「600×300mm角」のタイルが使われる
- タイルのサイズは、空間の印象を左右する要素のひとつであるため、完成イメージを基に選択することも大切
タイルにはさまざまなサイズがあります。大きさによって完成時のビジュアルが変わるのはもちろん、全体的な印象も変わってくるため、「どういう空間にしたいか」を明確にしてサイズの選択が大切です。今回ご紹介した内容をぜひ押さえておいてください。
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