
タイルの切り方のポイントを押さえよう|カットする際のポイントもご紹介
タイル張りの際に、タイルのカットが必要になることは珍しくありません。しかし、硬くて頑丈なタイルだからこそ、「どう切ればいいのか分からない」「うまく切れるか心配」と不安を持つこともあるのではないでしょうか。
この記事では、タイルの切断方法について解説します。カットする際のポイントもご紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。
目次[非表示]
- 1.タイルの基本的な切り方
- 1.1.タイルカッター(押し切りタイプ)
- 1.1.1.タイルカッターの使い方
- 1.2.電動カッター(電動グラインダー)
- 1.2.1.電動カッターの使い方
- 1.3.丸鋸(まるのこ)
- 1.3.1.丸鋸(まるのこ)の使い方
- 1.4.食い切り
- 1.4.1.食い切りの使い方
- 2.ガラスタイルの基本的な切り方
- 2.1.必要な工具やアイテム
- 2.2.ガラスタイルの切り方
- 3.タイルをカットする際のポイント
- 4.まとめ
タイルの基本的な切り方
タイルの切り方は使用する工具で分けられ、主に以下の4つがあります。
タイルカッター(押し切りタイプ)
タイルを切断する際の工具というと、タイルカッターが一般的です。タイルの表面に付けたケガキ線(軽度の傷)に沿って押し割ることで、タイルをカットします。表面が平滑なタイルの切断に適しており、素早く簡単に切れるのが特長です。
タイルカッターの使い方
タイルカッターを使用する際の手順は、以下のとおりです。
- ツマミを調整し、切断したい寸法にスケールを合わせる
- 差し金でスケールの上下の位置が等しいかを確認する
- タイルカッターの下端にタイルを合わせる
- タイルを押さえながらハンドルを上から下に引き、ケガキ線を入れる
- タイルの下端を押さえ、ハンドルとレールを握り切断する
- 刃を格納する
電動カッター(電動グラインダー)
厚みのあるタイルを切断する際には、電動カッターを用いるのが一般的です。また、切り抜く場合にも電動カッターを使用します。
下書きした線に沿ってカッターを動かして切る、という高度な技術が必要なうえに刃が高速回転しながら切断するため、取り扱いには安全上の配慮や騒音対策や粉塵対策が必要です。
電動カッターの使い方
電動カッターを使用する際の手順は、以下のとおりです。
なお、安全のためにガイドベースを付けた状態で作業してください。
- 用途に応じて刃を選ぶ
- 切断したい箇所に線を引く
- 定規をセットし、2で引いた線に切り欠き部を合わせる
- 定規の持ち手を押さえて、手前から奥に刃を入れる
※1回目の切り込み量は5mm程度、2回目以降はタイルの厚さに応じて刃の出寸法を5mm程度ずつ増やしてください - 2で引いた線に合わせてタイルを切断する
- 電動カッターの電源を切り、刃の回転が止まったのを確認して置く
丸鋸(まるのこ)
大きいタイルや石材など、切断が比較的難しい種類には丸鋸の使用がおすすめです。チップソー(円形の刃)を回転させて切断する電動工具であり、威力があるため素早くカットできます。ただし、電動カッターと同じく危険を伴うため、けがに気をつけて取り扱う必要があります。
丸鋸(まるのこ)の使い方
丸鋸を使用する際の手順は、以下のとおりです。
なお、安全のためにガイドベースを付けた状態で作業してください。
- 切断したい箇所に線を引く
- 定規をセットし、1で引いた線に切り欠き部を合わせる
- 定規の持ち手を押さえて、手前から奥に刃を入れる
※ガイドスペースが定規と離れていないか確認しながら、一定の速度で切り進んでください - 切断の最後は速度を落とし、ゆっくり切り進む
食い切り
モザイクタイルをはじめとする小さなタイルは、食い切りで切断します。タイルカッターや電動カッターでタイルを大まかに切断したあと、食い切りで形を整えたり切り口を微調整したりすることもあります。
食い切りの使い方
食い切りを使用する際の手順は、以下のとおりです。
- 食い切りの刃が切断したい箇所に合うようにタイルを挟む
※タイルの端を挟み、少しずつカットすることを意識してください - 食い切りの持ち手を握り、タイルを切り割る
ガラスタイルの基本的な切り方
ガラスモザイクの切断面は危険ですので、切断せずに納まるような割付を推奨しています。やむを得ず切断する場合は、下記方法を参考にしてください。
また、切断面は露出しないよう、見切り材等で納めることを推奨しています。
必要な工具やアイテム
ガラスタイルを切断する際は、主に以下の工具・アイテムを使用します。
- タイルカッター
- 食用油またはミシン油
- 細筆
- アルコール入りウェットティッシュ
- スポンジやすり
ガラスタイルの切り方
ガラスタイルを切断する際の手順は、以下のとおりです。
- 細筆で食用油またはミシン油を取り、ガラスタイルの切断箇所に塗る
※少量の油を切断箇所にのみ塗ってください - 新品の刃を用意し、ツマミを調整して切断したい寸法にスケールを合わせる
- 荷重をかけず、腕の自重のみでハンドルを上から下に引く
- ハンドルとレールを握って切断し、刃を格納する
- アルコール入りウェットティッシュで油を5回程度拭き取る
※タイル表面と合わせて切断面も拭き取ってください - 切断面をスポンジやすりで研磨する
※切断面に対して45°方向に3往復研磨してください
タイルをカットする際のポイント
タイルを上手にカットし、満足のいくタイル張りを実現するには、以下でご紹介するポイントを押さえておくことが重要です。
練習用にタイルを余分に準備しておく
タイルを一発できれいにカットできるとは限りません。工具の扱いに慣れていない場合は失敗する可能性がありますし、慣れていても切断面がガタガタになったり、寸法を間違えたりすることがあります。そのため、カットする前提でタイルを発注する場合は、練習用も含めて余分に準備しておくことをおすすめします。
表面に凹凸がある場合は裏側からカットする
タイルの表面に凹凸がある場合は、裏側からカットします。これにより、切断箇所から刃がズレたり、タイル表面が欠けたりするのを防ぎやすくなります。
カットしたタイルは目立たないところに施工する
カットしたタイルは、なるべく目立たないところに施工するのがおすすめです。カットしている分、ほかのタイルとサイズが違うため、目立つところに張ってしまうと違和感が出てしまいます。統一感のあるきれいな仕上がりになるよう、壁に張るタイルなら床に近い位置や端っこなど、人の目につかないところに施工することが重要です。
まとめ
この記事では、タイルの切り方について以下の内容を解説しました。
- タイルの切り方は使用する工具によって「タイルカッター」「電動カッター」「丸鋸」「食い切り」の4つに分けられる
- ガラスタイルはタイルカッターで切断し、最後に切断箇所をスポンジやすりで研磨してなめらかにする
- タイルをカットする際は練習用にタイルを余分に準備し、表面に凹凸がある場合は裏側から切断する
- カットしたタイルは、人の目につかない目立たない場所に施工する
タイルの切り方と一言でいっても、そのパターンはさまざまです。大きさや厚さなど、タイルの種類によって適切な切り方は変わるため、今回ご紹介した内容を参考に正しい方法でタイルを切断してみてください。
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