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床タイル選びで重要な「面状」とは?主なパターンと施工部位別に見る適した状態について

タイルを選ぶ際に重視したい項目というと、サイズやデザインが一般的かもしれません。もちろんこの2つも大切ですが、合わせて「面状」にもこだわることで、タイル施工後の過ごしやすさや安全性をより良好にできます。

この記事では、床タイルの面状に焦点を当て、代表的なパターンや施工部位別の適した面状、おすすめの床タイルについて解説します。ぜひ最後までご覧ください。

目次[非表示]

  1. 1.床タイルの「面状」とは?代表的なパターンを知ろう
  2. 2.床タイルの施工部位別|どのような面状が適している?
    1. 2.1.内装床
    2. 2.2.外装床
  3. 3.おすすめの床タイルを施工部位別にご紹介
    1. 3.1.屋内床(靴ばき)
    2. 3.2.居室床(靴ばき以外)
    3. 3.3.浴室床
    4. 3.4.屋外床・玄関床
  4. 4.まとめ

床タイルの「面状」とは?代表的なパターンを知ろう

面状とは、タイルにおける「表面の仕上げや状態」のことです。床タイルの面状には、例えば以下の4つがあります。

  • 磨き仕上げ(光沢を出した仕上げ)
  • マット仕上げ(光沢を抑えた仕上げ)
  • ラフ面(ざらざらとした質感の表面)
  • 石面(石材の表面を模した表面)

磨き仕上げはツルツルとした光沢のある面状で、高級感あふれる仕上がりが特長です。タイルの表面に凹凸がないため、防汚性に優れています。

ラフ面は、凹凸を感じるざらざらとした手触りの面状です。防滑性が高いことから、例えば水に濡れやすい外装床のタイルに適しています。

このように、床タイルの面状にはさまざまな種類があり、施工部位によって向き・不向きは異なります。そのため、設計事務所・デザイン事務所として面状への理解を深めることは、とても重要なことといえます。

関連記事:

床タイルの表面仕上げ「磨き」とは|磨き床タイルの魅力・注意点・推奨施工部位も解説

床タイルの施工部位別|どのような面状が適している?

床タイルの施工部位は、大きく「内装床」と「外装床」に分けることができます。それぞれで適した面状は異なるため、事前に把握しておくことが大切です。

内装床

内装床は「屋内床(靴ばき)」と「居室床(靴ばき以外)」の2つに分られます。

▼内装床の分類

種類

具体例

屋内床(靴ばき)

  • マンションやビルのロビーの床
  • 商業施設や店舗の床

居室床(靴ばき以外)

  • リビング
  • キッチン
  • 寝室

屋内床(靴ばき)は、言わば「靴で歩く床」です。靴底についた土や泥を持ち込む場合があるため、清掃性に優れた面状が適切といえます。

一方で、居室床(靴ばき以外)は「裸足または靴下・ストッキングで歩く床」です。防滑性が高すぎると靴下・ストッキングの引っ掛かりを誘発し、歩きにくくなる可能性があります。そのため、居室床(靴ばき以外)には防滑性が高すぎないフラットな面状のタイルを選ぶのがおすすめです。

外装床

外装床とは、住居でいうと玄関ポーチやアプローチ、門周辺、駐車場など、建物の外部に設けられる床のことです。外に露出している分、雨や雪など天候の影響を受けるため、基本的には凹凸があるすべりにくい面状が適しています。

なお、フラットな面状のタイルに防滑剤を施してすべり防止加工を行うケースもあります。いずれにせよ、防滑性が高い面状にすることが重要です。

おすすめの床タイルを施工部位別にご紹介

タイルは安全のために、内装床・外装床などの用途区分に合わせてすべり防止などの機能を強化しています。そのため、床タイルを選ぶ際も商品説明をよく読み、施工部位との適性が「◎」の商品を選ぶことが重要です。

以下では、床の施工部位別にLIXILのおすすめタイルをご紹介します。

屋内床(靴ばき)

屋内床(靴ばき)には『ヴィコレ サンドリネア 内床・外壁タイプ』がおすすめです。砂岩調の繊細な流れをベースに自然なリズムで散りばめられた筋模様が特長で、ウォーム系のナチュラルベージュを中心に明るい色彩が揃っています。

オフィスやマンションエントランス、住居の床に施工することで、明るく居心地のよい空間づくりがかないます。


Gキャニオン』も屋内床(靴ばき)におすすめのタイルです。堆積層の大胆な模様とベージュやグレーなどのマルチカラーが相まった、リアルで温かみのあるデザインが魅力です。馬踏目地やずらし目地で施工することで、より美しい空間を演出します。

居室床(靴ばき以外)

居室床(靴ばき以外)には『ミリオルマルモ』がおすすめです。水磨き調のしっとりとした表情と、柄と凹凸が一致した面状の組み合わせで、高級感ある空間を演出します。大胆な柄の大理石調とトレンドのトラバーチンをラインナップしており、お客さまのニーズに合わせて選べるのもうれしいポイントです。


バサーティル』は、居室の温もりと外空間の爽やかさをひとつの面でつなぐ、やわらかみのある色合いの木調床タイルです。木の温もりが、自然の落ち着きと揺らぎが感じられる居室へと演出します。

浴室床

水まわりとなる浴室床は濡れていることが多いため、すべりにくい面状の床タイルを選ぶことが大切です。


例えば『サーモタイル スレートⅡ(浴室床タイプ)』は、凹凸面状のタイルです。濡れた足でもすべりにくく、浴室床に最適といえます。

また、タイルの熱流束(熱が伝わる速度)を小さくすることで、足で触れたときのヒヤッと感を軽減しています。冷たさを感じにくいため、体温の急速な低下を防ぐ効果が期待できます。


グラヴィナ NX』は、素足に対する高い耐すべり性能を備えたタイルです。住居の浴室床のほか、大浴場床やプールサイド床にも施工できます。

高精細な石調のデザインとなっており、粒状の鉱物が施されたキラキラと輝く質感が、リラクゼーション空間に高級感をもたらします。

屋外床・玄関床

屋外床・玄関床には『ストラタス 外床タイプ』がおすすめです。グラニットの繊細な粒感と層雲を彷彿とさせる大きな流れ模様が特長で、その意匠から醸し出される豊かな表情が、商業施設から住宅まで幅広い空間に上質で深みのある印象を与えます。モノトーンで落ち着いたカラーバリエーションのため、シックな雰囲気を演出したい場合に特におすすめです。


テラエ 外床タイプ』はマルチカラースレート調のタイルで、屋外床・玄関床はもちろん、屋内壁・屋内床(靴ばき)にも施工できます。マットでグレイッシュな表情で統一感のあるコーディネートが可能です。

まとめ

この記事では、床タイルの面状について以下の内容を解説しました。

  • 面状とは、タイルにおける「表面の仕上げや状態」のこと
  • 床タイルの面状には、例えば「磨き仕上げ」「マット仕上げ」「ラフ面」「石面」などがある
  • 屋内床(靴ばき)には、耐久性・清掃性に優れ、すべりにくい面状が適切
  • 居室床(靴ばき以外)には、防滑性が高すぎないフラットな面状のタイルを選ぶのがおすすめ
  • 外装床には、凹凸があるすべりにくい面状が望ましい

床タイル選びでは、サイズやデザインと合わせて「面状」にも目を向けることが重要です。なぜなら、面状はタイル施工後の過ごしやすさや安全性、お手入れのしやすさなどを左右する要素だからです。

今回ご紹介した内容はもちろん、床タイル各種の商品説明をよく確認し、施工部位に適した面状の床タイルを選んでください。

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