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エコカラットプラスは壁紙の上から張れる?その答えと施工時のポイント・注意点

エコカラットプラス(ECOCARAT+)を採用したいものの「既存の壁紙を剥がさずに施工できるのか」と疑問を持ち、判断が止まるケースは珍しくありません。

壁紙を撤去する工程は手間とコストに直結するため、計画の段階で可否を明確にしておくことが得策です。

結論から述べると、エコカラットプラスは壁紙を剥がして張るのが基本です。

ただし、壁紙の種類や状態が適用条件を満たす場合に限り、壁紙の上から張れるケースもあります。

この記事では、エコカラットプラスの概要、壁紙の上から施工できる条件、剥がして張る場合の一般的な手順と注意点を整理します。

目次[非表示]

  1. 1.LIXILの内装壁機能建材「エコカラットプラス」とは
  2. 2.エコカラットプラスの疑問|壁紙の上からそのまま張れるのか?
  3. 3.壁紙を剥がして張る場合|一般的な壁紙の剥がし方と注意点
    1. 3.1.壁紙を剥がすときに必要な道具
    2. 3.2.一般的な壁紙の剥がし方
    3. 3.3.壁紙を剥がす際の注意点
  4. 4.壁紙の上から張る場合|主な注意点を押さえよう
  5. 5.まとめ

LIXILの内装壁機能建材「エコカラットプラス」とは

エコカラットプラスは、LIXILが開発した内装壁機能建材です。その特長は「洗練された上質なデザイン」と「快適な空気環境を生み出す機能性」にあります。

デザインに関しては、独自の加飾技術により自然素材の豊かな表情や光沢感を追求しています。見る角度によって輝く石の粒子感や繊細な柄・色彩表現が、上質な空間づくりをサポートします。

機能に関しては、空気を吸放出する孔(あな)がポイントです。1~10nmの豊富な孔が湿気やにおい、有害物質を吸着し、居心地のよい空間を実現します。珪藻土と比べても、優れた吸放湿性能を発揮します。

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エコカラット(ECOCARAT)とは?「土壁」にルーツを持つ調湿建材

エコカラットプラスの疑問|壁紙の上からそのまま張れるのか?

冒頭でお伝えしたように、エコカラットプラスの施工では「既存の壁紙を剥がしてから張る」のが原則です。壁紙の素材や施工状態によって表面の接着性に差が出るため、安定した仕上がりを確保する目的で「剥がして施工」を基本としています。

しかし、一定の適用条件をすべて満たしている場合に限り、壁紙の上から専用の接着剤を用いて直接施工することが可能です。ただし、条件を満たしていても前処理が必要となるため、「そのまま上張りできる」という扱いではありません。

壁紙を剥がして張る場合|一般的な壁紙の剥がし方と注意点

施工の安全性と仕上がりを最優先する場合、既存の壁紙を剥がし、下地である石膏ボードなどを露出させた状態でエコカラットプラスを張ります。

壁紙を剥がすときに必要な道具

壁紙を剥がす際は、カッターやスクレイパーなどの剥離作業用ツールを使用します。糊が強く残る場合に備えて、壁紙剥がし剤も用意しておくと安心です。

作業時は剥がした壁紙や糊かすが発生するため、養生材やゴミ袋なども含めて準備しておくと作業が滞りにくくなります。

▼壁紙を剥がすときに必要な道具

種類

用途

カッター

壁紙に切り込みを入れ、剥がすきっかけを作ります。

スクレイパー

下地に残った裏紙や頑固な糊を削り取ります。

壁紙剥がし剤

水だけでは剥がれにくい古い壁紙や糊をふやかして浮かせます。

一般的な壁紙の剥がし方

一般的な壁紙の剥がし方

壁紙を剥がす際は、まず壁面に水をかける()、または壁紙剥がし剤を使って糊を柔らかくします。次に壁紙のつなぎ目から少しずつ引き上げて剥がします。いきなり広範囲に着手すると下地を傷める可能性があるため、最初は小さな範囲で試し、剥がれ方や糊残りの状態を確認してから本作業に移るのがポイントです。

壁紙を剥がしたあとは、残った壁紙糊を取り除き、下地を平滑に整えます。

※使う水は必要最小限とし、裏紙を取り除いたあとは下地が乾いてからエコカラットプラスを施工してください。

壁紙を剥がす際の注意点

力任せに壁紙を剥がそうとしたり、スクレイパーで無理に削ろうとすると、下地材がえぐれる可能性があるほか、凹凸が残る原因になります。これらはエコカラットプラスの施工に影響を及ぼしかねないため、壁紙を剥がす際は下地を傷つけないよう配慮することが重要です。

また、糊が残っているとのちの施工精度に影響するため、壁紙を剥がしたあとの清掃と下地調整までを工程として確保します。

壁紙の上から張る場合|主な注意点を押さえよう

壁紙の上からエコカラットプラスを張るには、壁紙の材質と状態が以下の適用条件をすべて満たす必要があります。条件を満たさない場合は上張り施工ができないため、事前確認が必須です。

  1. ビニル系(フッ素・EB等の撥水系表面処理品を除く)、または布系の壁紙である(※オレフィン系・紙系の壁紙の上から張ることはできません)
  2. カビが生えていない
  3. 汚れがない
  4. 壁紙の剥がれがない
  5. 施工部位が天井ではない

特に1は最重要項目のため、壁紙の種類・撥水処理の有無を必ず確認してください。

なお、条件を満たした場合でも施工前の前処理が必要となります。詳しくは、エコカラットプラス 施工マニュアルをご確認ください。

関連資料:

エコカラットプラス 施工マニュアル

まとめ

この記事では、壁紙がある場合のエコカラットプラスの施工について以下の内容を解説しました。

  • エコカラットプラスは、壁紙を剥がして張るのが基本
  • すべての適用条件を満たせば、壁紙の上から張れる場合もある
  • 適用条件を満たしても前処理が必要のため、確認を省略して施工することは想定されていない
  • 壁紙を剥がす場合は、下地を傷つけない撤去と糊の除去が重要

エコカラットプラスは、原則として既存の壁紙を剥がしてから施工します。これにより、下地との強固な接着が保証され、剥落リスクを長期的に軽減できます。

ただし、ビニル系または布系の壁紙であり、カビや汚れ、浮きがないといった厳格な適用条件をすべて満たす場合に限り、壁紙の上からの施工も可能です。

設計・デザイナーとしては、現地の状況を正確に把握し、最適な施工計画を立てることが、お客さまへの付加価値提供につながります。今回ご紹介したポイントを踏まえて、エコカラットプラスを適切に施工してみてください。

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