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洗面所の床・壁にタイルを施工|タイルに求められる性能や具体的な張り方を解説

洗面所は毎日使う水まわりであり、水はねや湿気、汚れへの配慮が欠かせない空間です。一方で、限られたスペースだからこそ、仕上げ材の選び方や張り方によって使い勝手および印象が変わります。

洗面所の仕上げ材には、丈夫で清潔を保ちやすい「タイル」が適しており、正しい施工手順を押さえることで機能性とデザイン性を両立できます。また、タイルはデザインの選択肢も豊富なため、理想の空間を作りやすいといえます。

この記事では、洗面所に適したタイルの性能、床・壁へのタイルの張り方について解説します。ぜひ参考にしてみてください。

目次[非表示]

  1. 1.洗面所に適したタイルとは?押さえておきたい基本性能
  2. 2.洗面所におけるタイルの張り方|床・壁の施工方法
  3. 3.洗面所におすすめのLIXILのタイル
    1. 3.1.床におすすめのタイル
    2. 3.2.壁におすすめのタイル
      1. 3.2.1.洗面台背面の壁にはエコカラットプラスも施工できる
    3. 3.3.スマートモザイクシートもおすすめ
  4. 4.まとめ

洗面所に適したタイルとは?押さえておきたい基本性能

洗面所は、手洗いや洗顔、入浴後の着替えなど多目的に利用されるため、機能面での妥協が許されない空間です。仕上げ材としてタイルを選ぶ際は、以下の基本性能を考慮する必要があります。

▼洗面所に施工するタイルに求められる機能

機能

内容

耐水性

水はねや湿気に強いタイルを選ぶことで、下地の膨れや変形の心配が減り、長期的な品質を維持しやすくなる。

防汚性

石けんかすや水あかが付着しにくく、汚れが染み込みにくい表面仕上げが求められる。

耐久性

毎日の使用や歩行、洗面台周辺での作業に耐えられる強度が求められる。

清掃性

拭き取りやすい平滑な表面のタイルを選ぶことで、日々のメンテナンスが容易になる。

防滑性(床)

床は水はねで濡れやすいため、安全性を確保するためのすべりにくさが重要になる。

これらの機能を備えたタイルを床や壁に施工することで、安全性や耐久性を担保した洗面所に仕上がりやすくなります。

洗面所におけるタイルの張り方|床・壁の施工方法

洗面所のタイル施工では、安定した接着と仕上がりを確保するために、床・壁ともに「全面接着剤張り」の採用が一般的です。

全面接着剤張りは、平坦な下地に張付け用接着剤をくし目コテ(5mmまたは3mm高さ)で塗布し、タイルをしっかりと揉み込むようにたたき押さえをして張り付ける工法です。基本的に以下のような流れで施工します。

▼全面接着剤張りの流れ

工程

内容

下地の確認と調整

下地の不陸調整や汚れを除去し、乾燥した平滑な状態に整える

接着剤の塗布

専用の接着剤を下地に均一に塗布し、必要に応じてタイル裏面にも塗布して密着性を高める

タイルの張り付け

割付けに沿ってタイルを張り、目地幅を均一に保ちながら位置を調整する

目地詰めと養生

接着剤が硬化したら目地材を充填し、タイルの表面に付着した余分な目地材を除去する

洗面ボウルや水栓金具のまわりは、複雑な切り欠きが発生しやすいため、精度の高いカットとシーリング処理による止水性の確保が求められます。

関連記事:

部位別に見るタイルの施工方法|外装・内装・床で変わるタイルの張り方とは



洗面所におすすめのLIXILのタイル

LIXILでは、洗面所の使用環境に対応する機能性と、設計の幅を広げる高いデザイン性を兼ね備えたタイルを多数ラインナップしています。

床におすすめのタイル

サーモタイル クォーツ(内床・壁タイプ)

洗面所の床におすすめのタイルには『サーモタイル クォーツ(内床・壁タイプ)』があります。サーモタイルは一般的なタイルに比べて熱伝導率が低く、素足で触れてもヒヤッと感じにくいため、洗面所の快適性を高める効果が期待できます。

デュエトラベルチーニ

デュエトラベルチーニ』も、洗面所の床におすすめのタイルです。トラバーチンの脈模様が見えるベインカットとそれを横断するようにカットしたクロスカットが、洗面所に上質な意匠性をもたらします。

関連記事:

サーモタイルの魅力とは?水まわりの空間づくりに最適な建材

壁におすすめのタイル

トリロジー NX

洗面所の壁におすすめのタイルには『トリロジー NX』があります。施釉磨きの大理石調タイルが、日常の洗面空間に高級感をプラスします。平滑な表面のため、メンテナンスも容易です。

グラムストーンⅡ

グラムストーンⅡ』も洗面所の壁におすすめのタイルです。大理石柄のデザインおよび3つの形状を持つタイルで、内装壁や内装床のコーディネートが自在にでき、パターン張りの可能性を広げます。

洗面台背面の壁にはエコカラットプラスも施工できる

グランクォーツ_01

洗面台背面の壁には、LIXILが開発した内装壁機能建材『エコカラットプラス(ECOCARAT+)』を施工することも可能です。

エコカラットプラスの特長は、快適な空気環境を生み出す機能性です。空気を吸放出する1~10nmの豊富な孔(あな)が湿気やにおい、有害物質を吸着し、居心地のよい空間を実現します。特に洗面所が浴室のそばにある場合は、浴室からの湿気によって洗面所の湿度が急上昇しますが、エコカラットプラスを施工すれば壁全体で調湿できるため、室内の湿度を一定に保ちやすくなります。

なお、エコカラットプラスを洗面台背面の壁に施工する際は以下の点に注意が必要です。

  • 水がかりのある部位の取り合い部ではシーリング処理を行う
    ※水がかりのある部位では、カラットコークは使えません
  • カウンター端部との取り合いは、カウンターの清掃時の汚れがエコカラットプラスに付かないよう、見切り材などを入れる
  • 洗面化粧台などの他部材との取り合いはシーリング処理を行う

スマートモザイクシートもおすすめ

スマートモザイクシート

スマートモザイクシート』は、切断・張り付けが容易で目地詰めも必要ない、新感覚のモザイクシートです。洗面所のアクセントとして取り入れやすく、デザイン性を高めながら比較的短時間で施工できます。

まとめ

この記事では、洗面台の床・壁へのタイル張りについて以下の内容を解説しました。

  • 洗面所の仕上げ材には、耐水性や防汚性、耐久性、清掃性、防滑性(床)を備えたタイルが適している
  • 洗面所の床・壁ともに全面接着剤張りが一般的な施工方法
  • 足元の冷えにはサーモタイル、快適な空気環境づくりにはエコカラットプラス、手軽なリニューアルにはスマートモザイクシートがおすすめ

洗面所は水はねや湿気、汚れへの配慮が欠かせない空間のため、タイル張りがおすすめです。防汚性、耐久性、清掃性、防滑性(床)を備えたタイルを選び、床・壁ともに全面接着剤張りで施工することで、快適で清潔な洗面所を実現できます。

LIXILの床・壁タイルや機能建材を活用することで、機能性とデザイン性を両立した空間づくりが可能です。この機会にぜひ利用をご検討ください。

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水まわりの床におすすめのタイルは?選ぶ際のポイントと一押し商品をご紹介

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